写真を撮ることが好きな貴方
ストックフォトに興味のある貴方
ストックフォト始めたけど一枚も売れずに挫折してしまった貴方に読んでいただきたい。
撮った写真、どうされていますか?
誰かに見せたり、インスタにあげたり人それぞれでスタイルも様々だと思います。
ほとんどの人がそのままパソコンのHDDやスマホの中に眠ったままではないでしょうか。
その写真、ひと手間かけるだけでお金になるかもです。
ストックフォトサービスを利用すればその可能性が生まれます。
私はクリエイター歴10年の経験をもつ会社勤めの普通のアマチュアカメラマンです。
会社勤めでストックフォットをゆるフォトスタイルで10年継続、ストックフォトとの付き合い方をまとめたブログです。
参考にしてください。
ところでPIXTAのクリエイター数ってご存じですか?3万6千人もいるんですね。
日本の人口が1億2千万人なので約350人に一人はPIXTAにクリエイター登録していることになります。
私が初めての一枚が売れた時の登録者は10万人程でした、販売枚数「0」の時は順位はつきませんが1枚売れた時10,000位程度だったと記憶してます。
一枚でも売れる人は全体の1割、一枚も売れない人が9割ということになります。
ちなみに登録から最初の一枚目は11か月要しました。
多くの人は一枚も売れずに活動をやめてしまったんだと思います。
大事なことは挫折せずに継続して活動することです
ストックフォトのために写真を撮るのではなく、撮った写真の発表の場を無料で提供してくれて運が良ければ買って頂けると思って活動しています。
Yukiniのポートフォリオはこちらから全作品見れます→(c)Yukini – 画像素材 PIXTA –
ストックフォトは稼げるのか
皆さんが一番知りたいこと、実際どれくらい稼げてるのか
PIXTA 2021年4月末日での実績です。
販売回数 | 単品購入 | 定額制 | 合計 |
今月 | 7 | 4 (24) | 11 (1049位) |
2020-5-10 から | 67 | 64 (321) | 131 |
累計 | 398 | 321 (1605) | 719 (1584位) |
PIXTAで活動されている方にはお馴染み販売状況表です。
定額制は大量に購入する大口顧客用のもので1枚あたりの単価が安く購入できるシステムで定額制5回のダウンロードで1枚の販売とカウントしている。()内がダウンロード数
今月は定額制は24回ダウンロードされているので枚数としては4枚とうい計算。
4月は11枚で6300円の売り上げでした。 金額はクリエイターランクと購入時のサイズで異なるので目安にしてください。
ちなみに私のクリエイターランクは「1」つまり最低ランクです。
その後、7月にランクが「2」に上がりました。
PIXTAで実際に売れた写真
実際に私の写真の中から売れたものを何枚か紹介します。
見ていただければ分かると思いますが、アマチュアカメラマンさんであれば誰でも撮れそうな写真ばかりですよね。
一番の稼ぎ頭です
単品=64 定額=398
ビッグワードの「クリスマス」でしばらくの間トップに掲載されていました
クリスマスの写真はこれ以外にもコンスタントに売れています。
ビッグワードは需要が多く、トップページに掲載されれば売れる確率があがりますが供給も多いためトップページに掲載されることが難しいです。
FUJIFILM X-T2
XF100-400
焦点距離=138mm
(35mm換算=207mm) f=7.1
SS=1/2400
ISO=200
FS=Vervia
2016/11/26
浜名湖弁天島の鳥居の中に落ちる夕日です、 この現象は冬至前後にしか見ることができない現象で 地元カメラマンに人気の撮影スポットです。 →浜名湖弁天島の鳥居の中に落ちる夕日
風景写真の中でも特定の場所で特定の時期にしか見れないものは、撮ることが地元の人以外には難しいので売れる要因でしょう。
浜名湖の夕日は複数掲載しており他のカットも売れています。
何故か夕日が鳥居の真ん中にではないものも結構売れてます。
購入者さんの目的、好みなんでしょうね。
説明不要 炎 です。
焚火ができない今、炎を撮影する機会もなかなかないのではないでしょうか。
炎も複数掲載、他カットも売れてます。
キャンプファイヤーイメージや怒り等の背景用に使わているのかな
FUJIFILM X-T3
XF100-400
焦点距離=400mm
(35mm換算=600mm)
f=7.1
SS=1/180
ISO=200
2018/12/15
花は一番撮ります ガーベラ、チューリップ、桔梗、菖蒲、バラが良く売れます。
桜、紅葉は売れることは売れるが少ないです。
桜は春イメージ、紅葉は秋イメージとして人気なので供給も多いため表示順位があまり高くならない、掲載直後は良い順位にいても直ぐに下がってしまいます。
こんなテーブルフォトも売れます。
コロナ渦中で外出できないので 気晴らしに家の中での撮影も楽しいです
ストロボやらセットが面倒ですが 私はこれからテーブルフォトにも力を入れようかと思っています。
FUJIFILM X-H1
Xf60/2.4(Macro)
焦点距離=60mm
(35mm換算=90mm)
f=2.4
SS=1/250
ISO=200
ストロボ2灯使用
2019/2/13
道路標識標です。
こんなものも売れました
何に使うのでしょう
FUJIFILM X-H1
XF16-55
焦点距離=16
(35mm換算=24mm)
f=8
SS=1/340
ISO=200
2019/1/19
ご覧のように売れている写真は特別のものは無く、同じような写真は皆さんも撮れると思います。
桜や紅葉も撮ります、というか沢山撮ってますが売れるのはほんの数枚です。
桜や紅葉は他クリエイターさんの作品数も多く埋もれてしまっています、若干マイナーなチューリップ、桔梗といったものが売れるのかと解釈しています。(ビッグワードは低ランク者には厳しい)
あと、私は人物はアップしません、人物はNG項目が多く,NG項目をクリアしてもPIXTAのTOPクリエイターさんにはかなわないので。
2021/4末で登録枚数は9,753枚、一枚でも売れたのは単品=248枚、定額=634枚
8,871枚は一枚も売れていないことになります。
9割は一枚も売れずに埋もれてしまってます、悲しい現実デス
ストックフォトは副業に適しているのか
- 初期投資が不要、登録費用も不要
- 経費もかからない
- いつでも辞められる
- 空き時間でできる
- ついででよい 旅行のついで、家事の合間
- 売れてもその写真は別の人が購入可、つまり何度でも売れる
取り組むスタンス次第では条件が変わりますが上手くやればイニシャルコスト、ランニングコストともに0円での活動も可能です。
以上から写真を撮ることが好きな人なら軽い副業として成り立つと思いますよ
やっていけそうだと判断したら機材を増やしたり、撮影が主目的の旅行に行けばよいのですから。
ストックフォトに向いているひと
- 写真を撮ることが好きな人 好きなことが一番大事 勉強するから上手くなるよ
- インスタグラムをやっている人 「インスタ映え」も立派なキーワードです
- アマチュアカメラマン 既にある機材で始められます不労所得をゲットしましょう
- 主婦 家の中の小物類をオシャレに撮ってみませんか
ストックフォトで最初の一枚を売るためにすること
- アップロード上限まで出す 上限枚数が増えます
- 審査NGを出さない アップロード枚数、表示順位に影響します
- ビッグワードは狙わない 購入者さんの目に触れることなく埋もれてしまう
- 「ニッチ」を狙う 需要も少ないが供給もすくなく購入者さんの目にとまる
- タグは沢山付ける 検索されるワードが増えれば購入者さんの目にとまる
- とにかく継続する 最初の1年は下積みのつもりで
- まずは一枚売りましょう モチベーションも実績も上がる
まずは購入者の目に触れること、どんなに良い作品を出しても購入者が見なければ買われることはない。
自分が何か買うときに何ページまでページをめくりますか、たぶん最初から3~5ページくらいですよね。
一枚も売れていないクリエイターの作品がビッグワードのトップページに来ることはまれです、需要が少なくても供給も少ない=ライバルの少ないニッチを狙いとにかく1枚売りましょう。
数年間は実績を積みましょう、実績を積んだらビッグワードへチャレンジです。
挫折しないストックフォト=ゆるフォトのすすめ
「ストックフォトは稼げるのか」の項でふれましたが約9割の人は売れないので挫折してしまったんだと思います。
登録したはいいけど審査は通らない、自分の写真を検索しても出てこない、アクセスが伸びない。
もちろん私も最初はそうでした。
タグ付けは作業は手間がかかります、がんばって手間をかけた写真が審査で落とされたり、アクセス数が伸びなかったり、一枚も売れなかったりであまりの費用(手間)対効果の低さに嫌気がさしてしまうんだと思います。
大事なのは売れなくても継続することです。
私も最初に一枚が売れるまで一年近くかかりました、初登録してすぐに売れる方のほうが少ないと思います。
継続して活動するのはどうするか → ゆるフォトです
好きなスタイルの写真を撮って、その写真を買いたい人がいたら買ってもらえばよいのです。
売れる写真を意識しすぎると撮影自体が楽しくなくなります、本末転倒にならないようにしましょう。
- 自分のペースで活動すること、自分の撮りたいものを撮る。
- 好きで撮った写真が売れたら「ラッキー」と思えばよい。
- 前項で「ニッチ」を撮れとか「ビッグワード」は狙うなと言いましたが、主は自分です。
- 自分の撮影をしながらストックフォトに使えそうなものがあれば撮ると。
- ストックフォトに主を置くと結果が出ないとストレスばかり溜まってしまい継続が難しくなります。
- 売れるものを狙うと自分のスタイルを見失ってしまう、売れるもの=商用は簡単には撮れません。
- 最初のうちはアップロード枚数が少ないので楽しみながら選別していきましょう。
- ゆったりと自分のペースで活動することが継続につながります。
- 実績を積んでいけば表示順位を上がってくるのでビッグワードを狙うのも良し、自分のスタイルを貫くのも良いでしょう。
しつこいようですが「継続」して「ニッチ」を狙えば売れます。
このスタイルだと少額しか稼げません、もっと稼ぎたい人は人物に取り組む必要があります。
使用している機材
カメラはFUJIFILM Xシリーズを愛用、鮮やかな発色のVerviaで撮ることが多いです。
FUJIFILMのカメラは鮮やかな色彩のVervia、落ち着いた発色のAstia、シネマルックのEternaなど魅力的なフイルムシュミレーションが揃っており、まさにストックフォト向けのカメラです。
- FUJIFILM X-H1
- FUJIFILM X-T4
- XF10-24 f4
- XF16-55 f2.8
- XF100-400 f4.5-5.6
- XF16 f1.4
- XF35 f1.4
- XF60 f2.8
- XF90 f2
まとめ
私はPIXTAで専属契約する前はfotolia(現AdobeStocku)等、複数のストックフォトで活動していしたが専属契約を機にPIXTA以外は解除しPIXTAのみで活動してます。
複数社で活動すると複数のストックフォトにアップロードしてタグ付けを行う必要があり、これには結構な時間が必要です。
PIXTAの良いところ
PIXTAは日本語のみで完結しスタッフも親切です、撮影会、セミナーも定期的に開催しているのでステップアップにもつながります。
PIXTAは一枚あたりの単価が高いのが魅力です
単品XLサイズ+EX(エクストラライセンス=TV、雑誌等で使用する)の場合ランク1でも1枚で1,800円ほど稼げます
単品購入は数百円~千円/枚です、定額は数十円~百円/枚となります
単品が売れると大きいです、定額制が導入された頃はほとんど定額しか売れませんでしたが、最近は単品が出るように感じます。
個人的にはPIXTAをお勧めしますが好み,相性があるので他社さんも調べてからでよいと思います。
無料で登録できるのでまずは登録してみてみるのが良いのでは
PIXTAへの登録はこちらからできます → ストックフォト【PIXTA】
インスタグラマーの方はこちらもよいと思います。
スマホにアプリを入れれば簡単にアップロードできます→ Snapmart
好みのストックフォトサービス複数に登録し順次絞ってゆく方法がオススメです。
登録のしやすさだったり、売れ行きだったりで好みが見えてきますよ。
あまり多いと登録作業が増えるのでほどほどに
他には
Adobe Stock
写真AC
shutterstock
ここ以外にもたくさんあるようです、それぞれに特色があるので自分に合っているものを選びましょう。
もし購入者さんでこれをご覧になっていたら、御意見、御要望、なんでも結構ですお聞かせください。
購入者さんがどんな選び方をしているのか非常に興味があります。
よろしくお願いします。
良いストックフォトライフを!(^^)!